心霊現象と水の関係

俗に言う幽霊の目撃証言の中には水辺で目撃された例が沢山報告されています。

それはであったり、であったり、沼地であったり、川岸であったりと実に様々です。

極端な水との結びつきで言えば雨の降っていた日や霧の出ていた日もありますね。

もっと極端...無理矢理ですが湿気の多かった日とも言えます。

そんな水と幽霊出現を結びつけた一人の超常現象研究家がいました。

超常現象を実に広範囲に渡って研究していたトム・レスブリッジです。

ここで彼の水と幽霊との仮説を紹介します。

(なお、ここからの話はデアゴスティーニ社のX−ZONEを参考資料にしており、一部内容を引用しております)

彼は幽霊の目撃された場所を沈鬱の部屋として定義しています。

そこはある一線を境に陰鬱な気分になり、またある一線を過ぎると、それがまったくなくなってしまう。

まるで、そこに見えない壁に囲まれた沈鬱の部屋が存在しているかのように。

彼がこの沈鬱感を初めて感じたのは、10代の頃に母親と一緒に森へ散歩に出掛けた時だったそうです。

その日は散歩にはもってこいの良い天気だったというのに、母親と彼は突然妙な気分に襲われました。

それはまるで海面を霧が包み込んでいくような、不吉で陰鬱な恐ろしい気分だったそうです。

二人は何かいいようもなく恐ろしい場所に踏み込んで゛しまったような気がして、とにもかくにもその場から引き返しました。

数日後、その森から自殺死体が発見され、偶然にもその場所は親子が陰鬱な気分に襲われた場所から

数メートル離れただけの茂みの中だったのです。

その後も幾度となく同様の沈鬱感を体験した彼は、その場所が水辺に近かったり、湿度の多い日である事を確信しました。

なかには10年近くもの間、その沈鬱感を漂わせていた場所もあり、結局、彼がそこで沈鬱感を感じた数年後に

同場所では自殺者まで出ることになってしまったそうです。

なぜ沈鬱感は同じ場所に何年もの間に渡って漂い続け、そこを訪れる者に邪悪な影を投げかけるのか。

そんなに強力なものなのだろうか。まるで絶望感が周辺に記録されているようではないか。

だとしたら、それはどうやって記録されるのだろう。

レスブリッジはこの時点でもう確信していました。鍵は水にあると。

考古学者だった頃から、彼はダウジング(水脈占い)に興味を持っていました。ダウザー(水脈占い師)が

ふたまたに分かれた棒を両手で持って歩き回り、丁度地下水脈の上に差し掛かると、棒が振れて知らせる。

パリのソルボンヌ大学のロカール教授は、ダウジングについて、地下水脈が地球の磁場を変化させ

棒を持つダウザーの筋肉がそれに反応するのだと定義づけています。

磁場の原理は、酸化鉄を塗布したテープを使った録音技術にも応用されています。

もし地下水脈の磁場が、水が、強い感情を記録出来るとしたらどうなるでしょう。

感情とは脳の活動であり、本質的には人体内部で伝達される電気信号みたいなものです。

感情を記録した磁場が、湿度の高い気象条件下で最も強くなるのは、理論的には正しいと言えるようです。

そこで彼はこう言っています。

磁石を少しずつ鉄釘に近づけると、それまでピクリともしなかった釘が、磁石の磁場に入った途端、突然勢い良く吸い付けられる。

水の磁場もそれと同じような力を持つと考えて良いのではないだろうか。

そして、仮にその磁場にテープレコーダーのように強い感情を記録出来るなら、磁場に足を踏み入れた者が

前ぶれもなしに突然、、その感情の波に包み込まれるのも不思議ではない。

要するに、そこで死んだ人の感情、怒りや憎しみ、悲しみが記録されたテープの再生スイッチを押しちゃう人がいるって事ですか。

一概にこの説が絶対だとは私も思いません。

でも、水が記憶する。そう考えると水辺での霊体験って非常に多いんですよね。

ああっ、怖い(^^;;

 

 

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