本家 スペースインベーダーから生まれた別の星の侵略者 2

1978年発表のスペースインベーダーのコピー品の第二弾です。
様々な本家のコピー品が多く出回り、今考えると当時の子供たちの一部には
どれがオリジナルだったのか理解出来ていたんでしょうか^^;

1980年に菱藤電機から発売された「アタックUFO」です。
インベーダーと言う文字を入れずにとぼけてます^^;
表記がカタカナですが日本語表記となってました。

おたのしみ・・・

あ、ここだけ平仮名・・・

ゲーム自体の出来はお世辞にも良いとは言えず
常に付き纏う「もっさり感」が悲しくなる出来栄えでした。
しかし、プログラム的にはオリジナルのようです。

とにかく・・・
何が魅力だったか・・・それは「おたのしみ」でした・・・

1979年に発売のIPM(アイレム)社製のIPM INVADER。
おそらくTVゲーム初のコーヒーブレイクを搭載していました。^^;
タイトーとのライセンスをちゃんと取っていた製品。

画面はカラフルな色合いで視覚効果抜群・・・だったような気がします^^;

当時としては画期的だったコーヒーブレイクの画面。
ある程度、面クリするとこの画面になりました。
時間は正味一分あるかないかだったような・・・

インベーダーで埋まっていき完成。
別名で「カプセルインベーダー」もあったようですが
どうやら単に名前が違うだけで2製品とも同社製品のようでした。

1979年発売の任天堂の「スペースフィーバー・ハイスプリッター」。
同年発売のスペースフィーバーに多少のアレンジを加えた作品でした。
前作同様に3種のタイプを選択可能。

Aタイプは基本に忠実。Bタイプは左右に分かれて進むモードで
Cタイプは一列ずつ増えていくというものでした。
結局のところゲーム性はスペースフィーバーと同じで
単純にインベーダーがデブ化。真ん中を打たないと分裂するという
本家パート2のような感じに仕上がっていました。

1980年にMidwayから発売された「Space InvaversU」。
画面だけ見ると「?」という感じですが、ゲーム性はインベーダーと言うよりも
コナミから発売された「スペースウォー(カメレオアーミー)」のコピーとも言える作品。
名前だけでインベーダーの亜流とは言えないかも知れません^^;

1979年にセガから発売された「スペースインビンコ」。
インビンコ・・・何かと思ったらフランス語だと「インベーダー」が「インビンコ」になるそうです。
しかし・・・なんでフランス語?

特徴としては点数のインフレ化。インベーダーのキャラが記号みたいでしょうか。
あ、それと敵キャラが一発で死なないやつとか点滅してるのとかもあったような^^;
当時はあまり見かけなかったのが残念です。

1979年にZENITONE MICROSECから発売された「Invader’s Revenge」

何がリベンジなんだかよくわからないところですが
ゲーム性は独自のものらしく、隊列を組んで侵略するインベーダーではなく
個々がバラバラにやってきます。
イメージ的には「ギャラクシアン」とかに近かったのかも知れません。
海外製品のため、日本ではほとんどお目にかかれませんでした。

1978年にジャトレから発売された「JATRE SPECTER」。
タイトーの製造許諾
を受けた製品で、結構あちこちで見かけられたようです。

製造許諾を受けただけにオリジナルとほぼ一緒です。
唯一違っていたのが、ゲーム開始時にAとBの難易度を選択出来たことです。

日本物産から発売された「MOON BASE」。
中味はスペースインベーダーパート2のコピー作品。

自機の形は違うものの面構成はインベーダーパート2と一緒で
唯一の違いが、2P側でUFOの操作が出来るといったところです。
当時はその斬新さに・・・驚いたプレイヤーが・・・いたのか・・・どうか・・・^^;

1980年にCOMPETITIVE VIDEOから発売された「SUPER EARTH INVASION」。
スペースインベーダーの海賊版だったようで、その会社も存在していたのか不明。

何やらそれらしい言葉が沢山^^;

オリジナルに忠実ですが、やはりそこは海賊版ということで
インベーダーの形やトーチカが変更されてます。

1978年に豊栄産業から発売された「SPACE STRANGER」。
インベーダーの形がどことなく愛らしくなってます^^

オリジナルとの相違点はトーチカを撃つと、あろうことか−50点になります。
これのおかげで知らずにトーチカをばりばり撃っていると
点数がまったくあがらないという現象に陥りました。

翌年には−50点が不評だったのかどうか知りませんが
トーチカを撃っても減点されないパート2が発売されました^^;

この作品のUFOはとにかくひっきりなしに出てくるのはいいんですが
スイッチバック連発で、考えてみると非常に鬱陶しかった記憶が^^;

 

この他にももしかすると・・・沢山の侵略者がいたのかも知れません。

しかし、忘却の彼方に行ってしまった侵略者たちを知る術がもうありません・・・

 

おそらくは・・・

スペースなんとかという名前で姿を変え、音を変え、あちこちを侵略していたことでしょう・・・