旧小峰トンネル

小峰トンネルと言えば、今から20年前の幼女連続殺人事件の舞台の一部になったとされ
それから心霊スポットとして有名になった場所です。
事件の概要はあまりにも陰惨なため割愛しますが、事件当時このトンネル付近で女の子の霊が目撃されるようになり
その記事を取り上げたのが、当時地元新聞社経営の宮崎勤の父親だったと言うのも何か因縁めいてます。

現在は新小峰トンネルの開通に伴い、この旧道を通る車は皆無・・・と言うか、ゲートで封鎖され徒歩、もしくは自転車でしか通行出来ません。
この道路を当時はバスが走っていたのも忘れられません。
すれ違いが困難なため運転手の他にもう一人乗員の方が乗ってました。
トンネルよりもすれ違いによる阿鼻叫喚も恐怖だったかも知れません・・・

総天然色廃墟本remix   / 中筋純 写真 著 - 筑摩書房

今回は八王子側から行ってみることにしました。

 旧道が使われていた当時も何度か通りましたが
改めて徒歩で歩いてみると、道路幅の狭さを痛感します。
周りは当然ながら草ぼうぼうです。

結構な坂道が延々と続きます。

段々と道路上に堆積した枯葉が多くなってきます。
勿論、誰ともすれ違いません。
もしやここには熊とか出るんだろうか・・・イノシシか・・・

さらに進みます。

  歩けど歩けどトンネルは見えてきません。
鬱蒼とした木立ばかりで早くも鬱々とした気分に・・・

カーブを抜けると長い直線・・・そしてまたカーブと・・・

落ち葉の体積が激しくなってきました。
この辺りまでくると新道を走る車の音がほとんど聞こえません。

あのカーブを抜ければトンネルかな?と思ったものの

まだまだ先でした・・・

 右手に変な建物が・・・
ここはなんだろ? 工事関係の何かだったのかな・・・

どんどん行きます。

やっとトンネルに到着です。
八王子側のゲートからのんびり歩いて15分弱でしょうか。

稲川淳二 真相 恐怖の現場〜禁断の地、再び〜 Vol.1 《神の聖域!祟られた家 / 呪怨!呪縛トンネル》

なんだか雰囲気が自分が最後に行った時と変わってます。

  レンガ仕様だったのがコンクリートで塗り直されてます。
それとトンネル内の照明がオレンジから白色に変えられてますね。
これだけで随分と雰囲気が変わるものだなと関心しつつ中へと向かいます。

照明のおかげか? トンネル内部はかなり明るく感じます。

  トンネル内部の様子。
で、お約束のシミ。

どんどん進みます。

  旧五日市側出口です。
花が・・・何があったのか・・・

ホラースポット探訪ナビ: 日本全国のヤバイところに行ってきた!

 旧五日市側。
こちらの入り口には当時のレンガ仕様のままでした。
どうしてここだけこのままなんだろ・・・

旧五日市側からのトンネル内部は何故か薄暗い・・・
で、さて帰ろうとトンネル内に戻ったところで意味不明の鳥肌が・・・
ええ、当然小走りで戻りました。

 

2006年にコンクリートで塗り直されたようです。

八王子側にある看板。この辺りにバス停があったような・・・

最後になんとなく気になった箇所を撮影。

あるようないなような・・・

レンガ造りでオレンジの照明であったトンネルも塗り直された故か
その当時にあった妙な暗さが半減しました。
しかし、なんとなく妙な気が漂う場所であるのは変わりありません。

夜間に訪れる際は懐中電灯は必ず持っていきましょう。
トンネルまでの道は真っ暗ですので
物の怪の類は勿論、山賊が出るかも知れません。

お出かけの際はお気をつけて・・・

 

夢のなか―連続幼女殺害事件被告の告白