DEAD HALL 死霊のいけにえ |
2000年アメリカ作品 |
監督 ビンス・ディ・メッリオ |
死霊です。いけにえです。
DVDの勢いのせいか? 変なビデオはすぐにワゴンで叩き売られる傾向が強くなりつつある今日この頃です。
それでも埋もれた財宝を探すために、がさがさとワゴンの中を漁る自分・・・
さて・・・今回は「死霊のいけにえ DEAD HALL」です。
似たような邦題で「ゾンビサーガ 死霊のいけにえ(原題:VOODOO DAWN)」なんてのもありましたが
すかすかのTVムービーだったので、この際は放置プレイということで。
だからと言って、これが感動巨編かと言えばそうでもないのが
何を基準に選んでいるのか意味不明なところなんですが・・・^^;
話の内容は・・・
楽しい休暇を過ごすために森の中の小屋に集まった若者たち。
しかし、その森には死霊どもが蠢いていた。
恐ろしい死霊にとりつかれた恋人が、友人が、人間の血を求めて襲いかかる。
・・・
パッケージそのまんまです。短い内容紹介ですが、このまんまです。
伏線も謎も何もありません。とにかく死霊です。襲い、襲われの地獄絵図です。
興味深い紹介文がパッケージには書かれていました。
人里放れた山の中の小屋に集まった若者たち。彼らを襲う死霊。逃げ場はなく、ひとりづつ邪悪な霊のいけにえにされていく。サムライミ監督が放ったスプラッタ・ホラーの決定版「死霊のはらわた」は森の中で人知の及ばぬ敵と戦う若者たちの恐怖を描くというスタイルを確立。
それは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」にもピタリと当てはまる
。
そう、ライミの確立したスタイルは時代を超えてホラーファンの心理を掴み続けている
のだ。
この「死霊のいけにえ」は、ライミのテクニックを研究した次世代ホラー作家の登場を確信させてくれる。死霊の視点になって動き回るカメラ。山小屋という逃げ場のない
限定された空間演出。効果音により迫り来る恐怖。どこから見ても21世紀の新たなる死霊伝説を予感させる期待の新・死霊ホラーの誕生だ。
荒井倫太朗(「スケアード」発行人)
いやまぁ確かにそうなんでしょうけど・・・
話の内容はまんま「死霊のはらわた」のバクリとも言えるのはいいとしても
スピード感と言うかテンポが悪すぎるのが目立ちます。
下手すると観ているうちに寝てしまう可能性が・・・^^;
でもまぁ死霊ですし、人里離れた森の中の小屋ですし、孤立する若者たちですし・・・ホラーファンはほっとかないんでしょう^^
ただ、サムライミへの愛は感じ取れました。
VHSのままDVD化もされず、今はひっそりと姿を消してしまいました。勿論、Blu-Rayなんてもってのほかです。
下はタイトルは似てますが、まったく別物です。内容が似ていようが別物です^^