細々と今も続く飛行機を舞台にした映画です。

最近での飛行機を舞台にしたパニックムービーとしては、サミュエル・Ｌ・ジャクソンの「スネーク・フライト」なんてのがありましたが
あれも真面目に作った映画でありながら、何故か漂うＢ級臭に往年のエアポートシリーズを思い出した人も・・・いるわけないか^^;
でも、あの密室ともいえる飛行中の機内に蛇がいっぱいが全米初登場１位でしょ・・・
飛行機で蛇がウケるなら・・・ってことで

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それを見た映画業界の山師が黙ってるわけありません。
飛行機の中で蛇が暴れて面白いなら、飛行機でゾンビが暴れたらもっと面白いんじゃね？　オレ様って天才！
で、蛇をゾンビに置き換えて映画完成！！

なんか話ではこの作品は日本でも劇場公開される予定だったようですが
結局は劇場はスルーしてＤＶＤだけ発売となったようです。
でも、タイトルの「デッド・フライト」がまんま「スネーク・フライト」のパクリのようで、レンタル＆購入された人の脳裏には例の一抹の不安がよぎった事でしょう^^;

しかし、不安をよそにこの映画かなり面白いです^^

Ｂ級と言えばＢ級なんですが、どちらかと言えば当たりの方のＢ級です^^

まぁ内容的には突っ込み所満載だったりしますが
細かい設定にいちいち突っ込み入れても、この手の作品には意味がないので
純粋に楽しめばいいかと^^;

で、作品の大まかな内容はと言うと
なんかマラリアの実験から死人を生き返らせるウィルスみたいのを発見！
ウィルスに感染するとたちまちゾンビ化。これってもしかして軍事利用出来る！？
敵国にウィルスに感染したのを送り込めば勝手にやっつけてくれる！？
これ最高！　何もせずに見ているだけで戦争に勝利！
て事で何故か国家レベルの機密なのに民間機で輸送。勿論、警護は例の白い防護服に身を包んだ男が一人。
おまけで開発者の科学者を２〜３人。
そして・・・
飛行機と言えば悪天候。機体が上や下への大騒ぎで・・・
あれっ？　何か壊れた？！
・・・後は観てのお楽しみ・・・

という内容なわけですが、昨今のゾンビ映画乱発の中にありながらなかなかの出来です^^
少なくても期待していたのに裏切られた感が非常に強い「バタリアン」の４、５よりいいかも。
ちなみに作中のゾンビですが、ジョージ・Ａ・ロメロが確立したノロノロと歩くゾンビではなく
「２８日後」やリメイク版「ドーン・オブ・ザ・デッド」のゾンビのような素早い動きです^^;

ゾンビ馬鹿を自称するアナタは必見な作品です^^;

カルトムービー 本当に恐ろしいホラー映画 (メディアックスMOOK)