VISITORS |
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2003年オーストラリア作品 |
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監督 リチャード・フランクリン ラダ・ミッチェル スザンナ・ヨーク 他 |
レンタル落ちDVDが1280円だったので買ってみました。
結構新しい作品のDVDなのに、どうしてもう叩き売りなんだろ?
なんて一抹の不安が脳裏を過ぎりましたが・・・
きっと店員の値段のつけ間違えに違いない! 今買わなきゃ!!
と買ったんですが・・・
思いっきりやられました。
パッケージだけ見るとそこそこ面白そうなのに、中味はまるでダメ・・・というよりワケワカラン状態です。
そもそも原題が「VISITORS」なのに「GHOST ABYSS」なんて邦題付けちゃう強引さで気づくべきだったんですが・・・
ストーリーは・・・
ジョージア・ペリー(ラダ・ミッチェル)はヨットでの六ヶ月間の単独航海に挑戦していたが
大海原のど真ん中で風が止まり、まったく動けずにいた。
取り残されたような恐怖と静けさの中、ジョージアは閉所性発熱に侵され意識朦朧の中、現実と妄想の中を漂い始めるのだった・・・
ちなみに、説明文には
「じわじわ忍び寄る亡霊! 襲い来るゾンビ! 船底から湧いてくる蜘蛛の大群! 水底に沈む恐怖が今襲い掛かる!!」
なんてありましたが・・・まったくもって「ハァ? ハァァァァァァァァァァ?」状態です。
しかし・・・これはなんなんでしょ?
劇場公開用作品ではなく、もしかして向こうのTV用映画なのでしょうか?
予算がないのはわかりますが、海でのホラーなはずなのに・・・完璧に海だ! ってシーンはほんのわずかです。
後はプールみたいなセットにヨットを浮かばせての撮影という・・・お粗末過ぎです!!!!
ストーリーが破綻しているというよりも、主人公の見ている白昼夢を見させられているようで
まるでわけがわかりません・・・
多分・・・過去の色々なトラウマが原因で色んな妄想を見ていると言いたいのか・・・
そんなんじゃホラーじゃないだろ!!!
真面目に作ろうとしたがために、ストーリーは破綻、予算がないから海ではずっと撮れない、映像もCGで適当と
久々に始まりから終わりまで「?」な作品でした。
ちなみに本当はもう一本観ていて、そちらのタイトルは「ゴースト・ハウス」という作品だったんですが
そちらもパッケージに騙されたような偽ホラーのような作品でした・・・
まぁ監督が「ジャージーデビル・プロジェクト」のステファン・アバロス監督という時点でなんとなくわかってはいたんですけどね。
主演のラダ・ミッチェルもこの作品の出演をどうして受けたのか・・・
そっちのほうがよっぽどホラーな作品でした。
ラダ・ミッチェルのファン以外は観ちゃダメ! ・・・かも知れない・・・
映画秘宝EX映画の必修科目11 鳥肌ホラー映画100 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX|映画の必修科目 11)