Cannibal Holocaust
食人族

1979年イタリア作品

監督

ルッジェロ・デオダート

キャスト

フランチェスカ・チアルディ 

ルカ・ベルバレスキ

あの食人族がDVD化!! って、もうとっくにDVDにはなってましたか^^;

しっかし・・・このパッケージ大丈夫か? 倫理的に問題あるんじゃないか?
と思いつつも、ま、一応作りもんだし・・・平気かな。

もはや伝説的な偽ドキュメント物です。
もう24年近く前の作品になるんですね。確か同じ時期にE.Tを上映していたような・・・
公開当初は(って言うかその後訂正も何もしてないけど)全てが本物! が謳い文句でした。
パケの写真にある凄い女の人も、映画の中での残虐シーンも全部が全部本物だよ! どうだ!
って事で、見た人の中には騙された人がかなりの数いたようです。今も騙され続けている人もいるとか・・・^^;

イタリア本国では、デオダート監督が本当に女性を殺して撮影したんじゃないかと裁判にもなり
大騒ぎにもなったりしましたが、結局監督自らがトリックを裁判で披露。
「あのシーンはこうしてああして撮ったんだよ。ほら、あの女性は今も現存してるよ」と言って
無罪放免。映画は作り物でしたと認められたわけです。
まぁ確かにあんなシーンやこんなシーンの全てが本物だとしたら
それこそ大変ですもんね。見たい人もいなくなる・・・わけないか^^;
唯一本物のグロシーンは亀を殺してるとこでしょうか。
この亀のシーンも何かと問題になったりしたらしく、動物愛護団体からクレームがきたようです。
しかし、デオダート監督は一言・・・
「ああ殺したよ。でもちゃんと食べた。あんた達だって食べるために牛や豚を殺すだろ?」
・・・いかしてます!

一応は・・・ストーリーなんぞを・・・
食人族の調査に向かった調査隊からの連絡が突然途絶え
救助隊が現地に向かいますが、調査隊の行方は一向にわからぬまま。
しかし、救助隊は調査隊が撮影したテープを偶然にも入手する。そこに映し出されていたものは・・・
原住民に対する調査隊の非道な行いと、その報いが克明に映し出されていた・・・。
といった内容です^^;

話の中には文明批判やら社会風刺が盛り込まれていますが
取り合えずはエロ・グロのオンパレードです。
この手の作品が好きな人にも嫌いな人にも、色んな意味でたまらない作品なのは間違いありません。
DVDのパケには「元祖ブレアウィッチ」なんて書いてありますが
涙と鼻水しか印象に残らないブレアウィッチよりは名作? だとは思うんですが^^;

レンタルビデオ屋さんにも生き残っている可能性は高いので
未見の方は一度見てみてはいかがでしょうか?

内容については保証しませんが・・・^^;

 

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