CHUD

チャド

1984年アメリカ作品
監督

ダグラス・チーク

キャスト 

ジョン・ハード 

キム・グレイスト 

調子に乗ってまたまたB級?映画のご紹介。今回はビデオのジャケット両面紹介という太っ腹です^^;

今回ご紹介するのは「CHUD」という作品。
多分・・・ビデオは廃盤、DVDも出ているのかどうかすらわかんない作品です。
ホラーの区別では
「モンスター・ムービー」になるのか?
とにかくジャケットの写真でもわかると思いますが、出ている怪物の見た目がかなり怖いです^^;
子供になんて見せたら、下手するとトラウマになってしまうんじゃないかと思うぐらいグロテスクです。

映画の内容はというと・・・
ニューヨークの地下の下水道に浮浪者の人たちが住んでいたのですが
その地下に政府が核汚染物質を流してしまいます。
これは当然故意なんですが・・・^^;
そして何も知らずに地下で暮らしていた浮浪者たちは、
毎日流されていた汚染物質に気づくわけもなく次第に怪物化。
夜な夜な地下から這いずり出ては人を襲うようになってしまった・・・といった感じです。

内容的に社会風刺でも盛り込まれているのかな? なんて思って見ると痛い目に遭います^^;
核汚染物質を垂れ流していたことよりも、やはり怪物化した浮浪者退治に終始する内容に
ちょっぴり物悲しさを感じますが、淡々とあまり盛り上がりも見せないまま映画は終わってしまいます。

90分枠のホラーとかSFとか見ていると、昔B級映画の神様ロジャー・コーマンが言っていた言葉が思い出されます。
確か・・・
「最初と最後だけ見れば内容のわかる映画でいい」・・・こんなだったかな・・・^^;
もしかしたら違うかも知れませんが、この手の作品はいつもそんな感じです。
見始めは真剣なのに、10分ぐらいしたら退屈してきて、他の事をちょこちょこやってたら、いつの間にか終わってた。
でも・・・ストーリーは言えちゃう・・・^^;

中味も淡々とした作品ですが、あのジャケットの怪物がわらわらと人を襲うシーンは必見です。(と言っても大した事ないけど^^;)

3時間とか4時間の大作もそれはそれで面白いのですが、肩肘張らずに見れちゃうB級映画はやっぱりいいですねぇ^^

 

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