High Tension
ハイテンション

2003年フランス作品

監督 

アレクサンドル・アジャ

キャスト

セシルドゥ・フランス

マイウェン

珍しくフランス産のスプラッタ・ホラーです。

スプラッタとは言え内容は「悪魔のいけにえ」に代表されるようなスラッシャーホラーなんですが
痛い! それは痛いよ! ってシーンが目白押しです^^;
で、そのシーンがCG全盛の今、多分・・・いや、あれは間違いなく特殊メイク一本やり^^
素晴らしい!!!

フランス産と言う事でアメリカ作品ではタブーになってるようなシーンも全開で
子供も殺されちゃうし・・・
ストーリーのテンポも早いし、そこここに散りばめられたスラッシャー・シーンで
最初から結構飛ばしてる作品です。だから「ハイテンションなのか^^;

しかし! この作品には問題点が多々あり、話の辻褄が合わなくなるシーンが多発してます。
それもこれも「実は○○が犯人だった」という最近割と多い展開のせいなんですが・・・
映画も中盤に差し掛かる頃には、それまでの伏線で
「おいおい。実は犯人は○○なんじゃないか?」
「でも、それじゃなんか話の辻褄が合わないからおかしいし・・・」
なんて心配や不安はお構いなしに、中盤で決定的シーンが出て観ている者を嫌な気分にさせてくれます^^;
「こ、これはきっとオカルト映画で、さっきのシーンは霊の仕業に違いない!」
なんて事は一切なく、物語は終盤まで突き進んでしまいます。
で、ラスト・・・

最後にも嫌な気分にさせてくれます^^;

ま、まぁ、一応の粗筋は・・・
女子大生のマリーは、親友アレックスと共に、人里離れた田舎の実家で週末を過ごすことになった。
だが、何の前触れもなく正体不明の男が姿を現し、最悪の恐怖が家族を襲う。
一人、また一人と、謎の男の餌食になっていく家族たち。
マリーとアレックスは必死で逃げ隠れるものの、一瞬の隙にアレックスがさらわれてしまう。
意を決したマリーは、アレックスの救出に向かうのだが…。

と言ったものです。

しかし、なんで最近は「実は○○が・・・」て話が多いんでしょ。
この作品もこのオチを使わなければ、また別の評価もあったんでしょうけど・・・
見所はルチオ・フルチのような執拗なスラッシャー・シーンでしょ。
それと執拗に見せる痛々しい傷。足にガラス刺さっちゃって痛いよ>_< とか。

でもまぁ・・・話の辻褄なんてどうでもいいやって人には向いてるかも^^

 

カルトムービー 本当に恐ろしいホラー映画 (メディアックスMOOK)