LES SLEEPING CORPSES LIE
悪魔の墓場

1974年イタリア・スペイン合作

監督

ホルヘ・グロウ

キャスト

レイ・ラヴロック 

クリスティーヌ・ガルボ 

ジョージ・A・ロメロの<ナイト・オブ・ザ・リビングデッド>のイタリア版リメイク・・・というかパクリ^^;
けれども当時の日本では初の劇場公開されたゾンビ映画でした。
悪魔シリーズの三部作の三作目だったかな。
ちなみに前2作は<悪魔のはらわた>と<悪魔のいけにえ>でしたが
別に何かストーリーに関係があるわけでもありません。
単に<悪魔>という邦題が付いただけです^^;

自分が初めてこの作品を見たのは確か・・・小学生の頃だったと思います。
TV東京で夜の7時から放映していました^^;
今じゃおよそ考えられないですね・・・・
その時は途中から見てしまったために、話の内容なんてよくわからないままに
画面で繰り広げられた惨劇の嵐に「なんて怖い映画なんだ」と
ただ単に怯えて終わってしまったという・・・

そして月日は流れ・・・
かなりの数のゾンビ映画を見ましたが、この作品だけはレンタル店にもほとんどなく
中古ビデオで買って見ようにも
あろうことかプレミアがついてるらしく
2万円の高値が!!
結局、DVD化された今日まで見ることは叶わないままでした。

映画の内容は・・・
害虫駆除用に超音波を流していたら
なんか死体が蘇っちゃった!!
というものなんですが、これじゃあまりにも簡略しすぎでしょうか^^;
細かく書けば、骨董屋のジョージ(レイ・ラヴロック)がバイクの事故で足止めをくらった村で
ある奇妙な出来事が起き、それに興味を持ったジョージが色々と調べていくうちに
その出来事の原因は、害虫駆除用の超音波装置だった・・・なんて話です。って同じか^^;

しかし・・・なんと言うか、映画のテンポがどうにも悪くて
見ていてじりじりとしてきます。
結局、ジョージが奇妙な事件の犯人は、超音波装置によって蘇った死人の仕業であると突き止めるも
警察はそんな事あるわけないと、殺人事件の犯人はお前だ!みたいになって
最後はジョージが射殺されてしまいます・・・。なんとも救いようのない・・・
しかし、もうひとつのオチがあるんですが、これは未見の人のためにも見てのお楽しみということで^^

今見るとなんてことはない古典的なホラー映画のような感じでしたけど
当時としては結構ショッキングな映画だったんでしょうね。
どこか閉鎖的な村の映像美とか、超音波の嫌な音、そしていい音楽と
まぁ良い作品なんじゃないかと。
でもね、一般的に言えば多分そうじゃないんだろうなと^^;

DVDのジャケットにもピンで登場してるゾンビの人。お腹の縫い目が素敵です!

 

映画秘宝EX映画の必修科目11 鳥肌ホラー映画100 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX|映画の必修科目 11)