まんちいず

MUNCHIES
まんちいず

１９８７年アメリカ作品

監督　ベッティナ・ハーシュ

キャスト：チャールズ・ストラットン　ナディーヌ・ヴァン・デ・ヴェルテ

「鉄は熱いうちに打て」・・・ではなく「流行は早いうちにパクレ」をモットーに
早い・安い・面白いのロージャーコーマン製作総指揮の毛むくじゃらの小さい怪物映画です。
元ネタ？はスピルバーグとジョーダンテのコンビの作品「グレムリン」ですが、毛むくじゃらが流行ると聞いた途端
本家のパート２が公開される前に美味しいとこだけさらってしまえと、続々と亜流が登場した中のひとつです。

その他にも小さい毛玉系は「クリッター」「トロル」「グーリーズ」といった作品が作られましたけど
本家の「グレムリン２」も悪ノリしすぎて大コケし、その他もろもろも共倒れになってしまいました^^;、
唯一、好評？でシリーズが続いたのは「クリッター」ぐらいでしょうか。ちなみに同作品の３には若き日のＬ・ディカプリオが出てます^^

さて・・・映画の中味ですが・・・
宇宙考古学者が息子とペルーの山奥で発掘調査中に、未だかつて見た事のない生物を発見。
二人は「こりゃ大発見だ！　金儲けになる」と期待を胸にアメリカへと帰国。
しかし、この生物人間の言葉を理解し喋り、おまけにＨな本を見てはヘラヘラ・・・女の子のパンツ覗いてへらへら・・・と
何とも言えないと言うか・・・どうしたらこうなってしまうのかという生物^^;
結局、金儲けどころか言うことも聞かず暴れ回る生物に手を焼いた主人公は、その奇妙な生物を銃で撃ち
あげく包丁で切り刻んでしまいます。しかし・・・この生物切り刻まれた分だけ増殖し、更に街はパニック状態に・・・

なんて・・・映画です^^;
もう内容なんてどうでもいいですね。増殖するとこも本家「グレムリン」同様ですし
その後も「まんちぃ」が軍隊みたいになり人間に戦いを挑むなんてのも・・・どっかで見たなぁという感じです^^;
まぁ、唯一の特徴は「まんちぃ」はかなりイヤラシイ・・・ということでしょうか^^;
先の読める展開は妙な安心感を生み、観終わった後には脱力感もプレゼントしてくれます。
しかし、この作品が劇場公開されていたというのも・・・なんだかなぁって感じですね^^;
ビデオは勿論廃盤。ＤＶＤも出ていないようです。

Ｂ級映画マニアにもあまり人気のない作品なので
普通の感覚を持った人が見ると「詐欺にあったよ！」なんて思いを抱いちゃうかも知れません・・・^^;
と言うより・・・ほとんど見つからないのではないかと^^

でも・・・ロジャー・コーマンの映画ってなんとなく見てしまう・・・
悲しいＢ級映画好きの自分でした・・・^^;