THE MUTILATOR

猟奇!惨殺魔 ザ・ミューティレーター

1984年アメリカ作品

監督 バディー・クーパー ジョン・S・ダグラス

キャスト アンソニー・ショー エドワード・フェレル 他

うろつきもせず、ここ最近何故か妙な映画ばかりを見ているような気が・・・^^;

本当はもっと・・・もっと変な映画があるんですけど
なんだか紹介するのも憚れるような作品なので、今のとこ「どしうようか?」と思案中であります。

さて・・・今回は、原題よりも赤字でぶち抜かれた邦題が何とも素晴らしい「ザ・ミューティレーター」です。
原題のままならなんてことないような気もしますが、
邦題が在りし日の新東宝怪談映画のようなタイトルロゴでぶち抜かれ
しかも赤字+豪華?イラスト付きですから・・・怪しさ満点ですね^^;
レンタル落ち中古\300円で購入した作品なんですが、当初は70年代の作品かと思ってました。
だって、パケのデザインだけ見ると相当古い映画じゃないかと思いません?^^;
しかし、予想を裏切り80年代半ばの作品だったんですね。この頃はどんな作品でもビデオ化されてたからなぁ・・・
現在はレンタル店にあるのか。DVDになってるのか・・・多分、どちらもダメでしょう^^;

さてさて作品の中味なのですが・・・
主人公?が幼少期の時、母親が父親の誕生日の準備をせっせとしているとき、隣の部屋で父親のライフルを掃除
(悪戯?)
しているとお約束のようにライフルが暴発。隣のキッチンにいた母親に命中→死亡させてしまいます。
当然のように帰ってきた父親はえらい剣幕で主人公の息子を叱り・・・そのまま時は流れ息子が大学生のシーン。
大学生となった主人公が同級生の仲間数人とアルバイトで父親の別荘の管理を引き受けます。
しかし・・・仲間で管理どころか別荘で浮かれていると、一人また一人と仲間が血祭りに上げられていきます。
一見するとミステリー風ですが、犯人が息子を恨んでいる父親であると最初からばらしているので、
ちっとも盛り上がりません^^;

結局何がこの作品の売りかと言うと
血が飛ぶ!首が飛ぶ!と言った残虐シーンだけのようです。
しかも、別荘に置いてあるものが斧とか、でかい魚を捕獲するときに使う巨大釣り針(ヤスとか言うのか?)みたいのとかで
見ていて「ああ、きっとこれで殺られちゃうんだろうな」とバレバレです^^;
実際に斧を映しておいて、次のカットでは斧が消えてると言う手品みたいなことしてますし^^

ある意味邦題の「猟奇! 惨殺魔」も的外れではない作品ですね。
実際、息子だけに恨みを晴らせばいいのに、友達みんな巻き添えで親父は血祭りにあげているんですから^^;

話の展開では、映画が始まって10数分で別荘のとこになるんですが
そこからが何するにもダラダラとした展開で退屈しちゃうかも知れません^^;
親父の猟奇的な怒りが爆発するのは、後半のほうなので早送りはせずに・・・見ましょ^^;
これはさすがに地上波のTVじゃやらないだろうな・・・あっ、東京12チャンネルがひっそりとやるかも・・・

怪奇!キノコ男がDVDになってるのに、この作品がDVD化されないのは悲しい限りです・・・

 

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