PANIC
バイオモンスター

1984年イタリア・スペイン作品

監督:アンソニー・リッチモンド

キャスト:デイビット・ワーベック ジャネット・アグレン 他

またワゴンの中のお宝です。
お宝と言っても、それが価値のあるお宝なのかは不明です。
でも、TV放映もこの先皆無だろうし、DVD化も予定も何もないので
ただ単に今を逃せば二度と観れないと言う点ではお宝かも知れません。

イタリアとスペインの合作で、松竹CBS/FOXビデオから発売されていましたが
きっと関係者の人たちは、こんなのなかった事にしようという気持ちで今はいっぱいかも知れません。

お話・・・
英国ケントのニュータウンで、秘密兵器を開発している科学研究所の細菌学部長アダムス教授が行方不明になった。
その直後、若い女性やストリート・ガールが何者かに惨殺される不気味な事件が続発して
平和な町の人々を震え上がらせた。直ちに、有力なエージェントの第一人者カーク・デュードと
地方警察のオブライエン巡査部長が捜査に乗り出した。だが、得体の知れない化け物は、
住民を次々に襲い犠牲者を増やし続け、町をパニックに陥れた。一方、軍隊は他地域への波及を恐れ
事故に見せかけて街全体を
強力光線で焼き払う準備を進めていた・・・

ありがちな変な実験をしていた科学者が、変なものを浴びちゃってクリーチャー化!
町にふらふらと出ては人を襲ってましたという、オーソドックスな映画なんですが
なんだかとっても安っぽい映画のように見えます^^;

この手のひとつの町が阿鼻叫喚の地獄絵図→試行錯誤するものの手に負えない→面倒だから町ごと消してしまおう
ってのは定番だったりするんですが、強力光線ってのは・・・

それとひとつ興味深いシーンが・・・
冒頭で科学者が変な実験失敗! 大変だ! 変な菌が漏れたぞ!
ってシーンで、お決まりの白い防護服に身を包んだ人たちが駆けつけるんですが
みんな手に消毒用!? と思われるボンベみたいのを抱えていたんですが、その中に一人だけ・・・
真っ赤なボンベを抱えた人が・・・「あんた、それ消火器か!?」・・・人と白ボンベの数が足りなかったのでしょうか?

それだけPANIC状態だったんでしょう。

 

やはり2017年1月の段階で再ソフト化は予定も何もないままでした。

おまけに中古VHSもamazonでさえ売ってません。

下のはタイトルこそ似てますが、内容はトカゲのモンスター大暴れです^^