RAIDERS OF THE LIVING DEAD
レイダース 失われたゾンビ

1986年アメリカ作品

監督:サミュエル・M・シャーマン

キャスト:スコット・シュワルツ ロバート・デビュー

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遂に・・・紹介するときが来てしまいました・・・
数あるゾンビ映画の中で、なんで? どうして? はぁ・・・?という説明し難い作品・・・
(いや、説明は本当は容易いんだけど、説明したくないのが本当だったりするわけで)
丁度、この頃は映画のビデオ化のバブル真っ只中で、なんでもかんでもビデオ化してしまえ!とばかりに
本当に色々な意味で罪作りな映画がビデオになってた時代でした。
これも多分、そんな中で「ゾンビ物」と言うだけで、ろくすっぽ内容も確認せずにビデオ化されたのでしょう。
(今はどうかは知りませんが、当時は人気タイトルと同時に抱き合わせでこういう作品を同時に購入させられていたレンタル屋さんは多数ありました)
高回転間違いなしの人気作にくっついてきて、ホラーコーナーに置かれたこの作品を一体何人の人が見
そして後悔してしまったのでしょうか・・・

徳間ジャパンが日本で販売した作品ですが、当然今は廃盤となっています。
徳間ジャパンはホラー作品のビデオ化が結構多かったのですが
勿論、その中には良質の日本未公開作も実に多かった。しかし・・・どうしようもないのも多かった。
まぁ、ここでぐちぐち言っても仕方ないので、取り合えずどんな作品かご紹介を・・・
(あんましたくないのが本音・・・でも、こんなZ級映画も稀だし^^;)

ちょっと(どこではない)頭のいかれた医者(博士か?)が、人間をゾンビにする研究をただひたすら繰り返し
出来そこない? のゾンビを作り上げては、そこらに放置
(本当に放牧するかのように放置)していました。
そこになんで巻き込まれたのかよくわからん、ゾンビ退治のチームが登場。
大人と老人、そして子供のこれまたいかれたチームはどうゾンビと戦うのか!?
興奮が興奮を呼び・・・なんて事はなくわけもわからず映画は終わります・・・・・

はぁ、これは見てもらうしかこの映画の脱力感は伝わらないですねぇ。
映画のオープニングとエンディングに流れる
「ゾンビが俺を追って来〜る♪ 」という
妙な曲だけが頭にこびりついて、本編の内容なんてまったく覚えられません^^
ちなみにゾンビのメイクはゴムマスクのようで、しかもそれをみんなで使いまわし!
ですから、ゾンビが大量に出るシーンはありません。

ビデオパッケージに書いてあった事が本当かどうかは知りませんが
パリ国際ファンタスティック映画祭で上映されたとき、その衝撃的な内容に興奮した観客が
舞台に上がり
、映画の中のゾンビと格闘をし始めたとか・・・
電波ですか・・・と・・・^^;
それほど凄い作品だと言いたかったのでしょうけど
いや、わざとウケ狙いで書いていたのかも・・・

傑作の対極にあるかのような作品ですが
レンタルビデオ屋さんでの生存率は1%あるのかないのか・・・
一応調べたとこではDVDにもなってないようなので、
もし何かの間違いでお見かけしたときは一度ご覧になってください。
「ゾンビが俺を追って来〜る♪ 」
この歌だけでへろへろにされてしまうこと間違いなしです!!

 

映画秘宝EX映画の必修科目11 鳥肌ホラー映画100 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX|映画の必修科目 11)