RAWHEAD REX
ロウヘッド・レックス

1986年アメリカ作品

監督

ジョージ・パブロウ

キャスト

デビッド・デューク 

ケリー・パイパー

今は亡きエンパイアピクチャーズの作品。
チャールズバンド率いるエンパイアが創設時にぶちたてた
「こんなに沢山の映画作るよ」の中で
本当に作られたのは半分ぐらいだったのでしょうか?

放映権やらビデオ化権だけを、作品製作前にいただいちゃうと言われていた経営方針は
フルムーンという名前に変えた会社でもやってるのかなぁ・・・

さて、「ロウヘッド・レックス」ですが、この作品には原作なるものが存在しています。
ホラー小説の大御所「クライブ・バーカー」の「髑髏王」という話が元になっています。
なんとなくHP・ラブクラフトの「クトゥルー神話」を思わせる内容ですが、原作はなかなかに面白い出来でした。
原作がそれだから、さぞかし映画も面白いのだろうと思ったのですが・・・
これがまた・・・何と言うか・・・

話の内容は
アイルランドの地は昔、キリスト教教勃興以前に「髑髏王」という邪神が支配していました。
この「髑髏王」、子供の肉が大好物らしく、好き放題に暴れまわっては住人たちを恐怖のどん底に突き落としていたのですが
ある日、そこに訪れたキリスト教の聖者に打ち負かされ、地中に埋められ石柱で封印されてしまいます。

時は流れて・・・その石柱が何のためにそこに建てられているのか? そんな事はすっかり風化してしまい
現在を生きる住人たちは「こんな邪魔なものは掘り返して捨ててしまえ」と
「やっぱり・・・」の展開になってしまい、「髑髏王」は現代に蘇ってしまいます。

暴れ回る「髑髏王」。次々と血祭りにあげられる住人たち・・・
一体どうなるのか・・・

といった感じです^^

なんと言うか盛り上がりに欠ける映画になってます。
普通、この手の作品は「怪物」の姿は物語中盤まで隠していたりするんですが
本編が始まってものの数分で全身をさらけ出し大暴れしてくれます。
「髑髏王」とキリスト教の関係もほとんど説明はなく
ただ封じこめた。それは良かった。みたいな描き方で
まぁこれじゃ、原作書いたクライブ・バーカーがこれ見て怒るのも無理はないかな? と思いました^^;
けど、これの脚本ってクライブ・バーカーが自分で書いてたんじゃ・・・

多分、レンタルビデオ屋でも生存率2%ぐらいなんで、見たい方は中古でも探してください。

そんな人いないか・・・^^;

 

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