SCHOCK

1976年イタリア作品

監督

マリオ・バーバ

キャスト

ダリア・ニコロディ

ジョン・スタイナー

デヴィット・コリン・Jr

アイバン・ラシモフ

「血塗られた墓標」で有名なイタリア・ホラー界の巨匠マリオ・バーバの最後の作品。

なんか、子供の頃、TVでこの映画の予告編を見て異常に怯えた経験がありました。
そのせいか
「この映画は凄く怖いに違いない。観たら最後だ」なんて勝手に思い込み
観ないことを心に誓っていた・・・なんて大袈裟なものじゃなく、単にレンタル店になかったから
観る機会がなかったんですけどね^^;

それが今年になって、某古書店にて\980円で叩き売られていたのを発見。
「ああ、なんでこんなとこで・・・」と喜び勇んで買っちゃいました^^;
あの当時、怖くて観れなかっただけにさぞかしと思いつつ・・・観ました・・・

観ました・・・ですが・・・悲しい・・・こんなだったか?・・・もっと、怖いんでは・・・

拍子抜けです。自分が予告編で見て怯えていたシーンもありましたが、それはラストの1分あるかないかのシーンでした^^;
あの頃・・・なんで、こんなので怯えていたんだろうか・・・

ストーリーを簡単に紹介しますと
精神病院での治療を終えた主人公(ダリア・ニコロディ)が息子と再婚相手の男性と共に
昔住んでいた古い邸宅に戻ってきます。
幸せな生活がスタートするかと思いきや、突如、息子の様子がおかしくなり、怪奇現象まで多発する始末。
一体、この家には、そして主人公に隠された秘密とは・・・

正統派オカルト・ホラーと言えば、そんな感じと言えなくもない作品です。
血が出るとか、首が飛ぶとか、変な怪物が出るとかは全くありません^^;
あっ、ちょびっとだけ血は出てたりしますけど・・・

評価は賛否両論で「傑作だ!」と言う人もいれば、「駄作だ!」と言う人もいます。
あんまり中間的な意見の人はいないみたいですねぇ^^;
自分的には・・・子供の頃に感じていた恐怖感が、作品を観てしまった今・・・消失してしまいました^^;

ちなみに同時期の作品にダリオ・アルジェントの<サスペリア>がありました。

ストーリー云々より・・・白目をむいた息子の顔だけが印象に残った作品でした・・・とほほ

 

「血塗られた墓標」は名作だったのに・・・

 

映画秘宝EX映画の必修科目11 鳥肌ホラー映画100 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX|映画の必修科目 11)