MONSTER SHARK

死神ジョーズ・戦慄の血しぶき

1984年イタリア作品

監督 

ジョン・オールドJr

キャスト 

マイケル・ソプキウ 

バレンティア・モニア 

イタリア映画のジョーズもの。と言っても実際に出てくるのはサメではないんですが・・・^^;

しかし、スピルバーグの本家ジョーズの後、一体いつまでサメの映画が続くのか?
なんて思ってましたが、いつまでも続くもんなんですねぇ^^;
「最後のジョーズ」とか、この「死神ジョーズ」もそうなんですが、邦題のタイトルに「なんとかジョーズ」と
つければいいと思ってる作品がやたらめったら多いという^^;
でも、最近のサメ物では邦題も原題そのまま「ディープ・ブルー」なんてのがありましたけどね^^;

さて・・・本作「死神ジョーズ」です。
内容はと言うと・・・
フロリダの沖で両足を食いちぎられた男の死体が発見され、その瞬間から平和な海辺の町は、どす黒い死の影らさらされて
・・・ま、得体の知れない怪物が海にいるから、気をつけなさいって話です^^;

問題なのは主人公である怪物です。
「ジョーズ」なんて名前がついているから「サメ」かと思ったら大間違い。
タコとサメを合体させて、あげくイルカの頭脳を持っているとんでもないやつです。
(実にイタリア映画らしい^^;)


また放射能の突然変異か!? なんて思っていたら、「シーキラー計画」というプロジェクトから
人間が作り出したものだと発覚。残酷描写とほどよく散りばめられたお姉ちゃんのオッパイ・シーンに
「ああ、自分はイタリアの映画を見てるんだなぁ」とうっとりしていると
映画の中の様々な謎は解明されないまま、怪物は海に撒かれた油に火をつけられて焼死・・・

ビデオに書かれていた
「自然破壊されつつある海から人類への逆襲というテーマも、サスペンスの奥に秘めている」
なんてのは・・・本当に秘められていたのでしょうか?^^;

何よりもこの作品に隠された秘密は、よっぽど人気があったのか?
「ジョーズ・アタック2」という題名で再販されたことです。
なぜ? どうして? その疑問は解明されないまま
今日もタコ・サメ・イルカが合体した怪物はレンタル店の片隅に、ひっそりと置かれていることでしょう・・・

 

映画秘宝EX映画の必修科目11 鳥肌ホラー映画100 (洋泉社MOOK 映画秘宝 EX|映画の必修科目 11)