SPASMS
スパズムス 蛇霊の恐怖

1983年カナダ作品

監督:ジョン・G・ポズーク

キャスト:オリバー・リード ピーター・フォンダ 他

子供の頃に見て、えらい恐怖を感じた作品が中古で380円で叩き売られていたので買ってみました^^

タイトルの素晴らしさから、どんなにいかがわしい作品なのかとクレジットを見たら
B級ではないかのような豪華なキャスティング・・・^^;
監督はよく知らんのですが、特殊メイクにディック・スミス、俳優が名作ホラー「家」、そして最近では「グラディエーター」等に
出演していたオリバー・リード。そして「イージーライダー」のピーター・フォンダと豪華絢爛?
多分、製作陣はB級ならぬA級作品として作ったのではないでしょうか。

ストーリー
ニューギニア奥地。蛇神「N’Gana Sunbu」を呼ぶ部族の儀式が昼夜を通して丸2日も続いていた。
蛇神の出現をいまだ信じられぬ面持ちで待つ2人のハンターは、アメリカの富豪キンケードに雇われた者だった。
やがて閃光と共に異変が起こる・・・巨大な蛇神は恐るべき怪物で、一人また一人と毒牙の犠牲に・・・
が、かねてから用意していた罠に捕らえる事に成功。直ちに輸送する事になった。
なぜキンケードはこの蛇に固執するのか? かつて彼は兄と共に狩猟旅行に出掛けた際、密林でこの蛇に襲われていた。
兄は蛇の毒牙にかかり、兄を見殺しにした罪の意識からか、以後蛇の存在が頭を離れず
いつしか彼は、蛇と精神感応している自分を意識するようになっていた。
キンケードは蛇捕獲の知らせと同時に、精神科医トマスを呼び寄せ
蛇と自分の関係について本格的な調査を依頼する・・・
やがて、凶悪な蛇は無事に荷上げされたのだが・・・それは更なる恐怖の始まりだった・・・

胡散臭い役を演じたら天下一品のオリバーリード(キンケード)と
何気で医者や博士役がお似合いのピーター・フォンダ(トマス)の絡みが絶妙^^
蛇の視点から被害者の姿を見る手法も、今じゃ目新しさは感じないものの
サスペンスタッチの展開と蛇人間?に姿を変えていく特殊メイクに「おおっ! 面白い作品だったのかも!!」
と興奮しつつ見ていましたが・・・・最後が何故かあっけなく・・・
それまでの盛り上がりが不完全燃焼に・・・^^;
蛇そのものの作りも時代のせいか・・・やや古臭さは隠せませんでした。

見終わってみれば・・・「結局、B級だったのか・・・それともそうじゃなかったのか・・・」
なんともわけのわからん気持ちになってしまいましたが
夏の終わりの夜にはこんな映画もいいのかなと・・・自己完結^^

しかし、今は「スターウォーズ」のエピソード2がどうしたこうしたと
多くの人が語っているのに、自分はこんな作品を見ていていいのだろうか・・・
なんて思ってみたり・・・^^;
B級映画万歳! ですな

 

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