地下ビデオ・情報独走マガジン

創刊準備号

199?年/日本作品

企画 テリー伊藤/監督 近藤康裕

遂に・・・映画でない作品の紹介に・・・

今は亡きセル・ビデオ販売店「ビデオ安売り王」が製作したノンフィクションであろうと思われる変なビデオです^^;

一応このビデオを製作するにあたって、次のようなコメントが書かれています。
「張り込み・探検・体験の三原則をコンセプトに、人々から見逃されがちな事柄を独走状態で発信する<地下ビデオ>」
・・・だそうです・・・
基本はなんて言うか、TVで放送するのには憚れるような内容とでも言えばいいのか・・・
とにかく、どうでもいいような事を詰め込んだバラエティ・ビデオってとこでしょうか?

これは創刊準備号でNoは「0」がつけられていますが
その後、「1」が出た噂は聞きましたが「2」はなかったようです^^;
もっとも丁度その時に「安売り王」自体が壊滅してしまったような気も・・・

この作品での目玉は画像を見てもわかるように
富士青木ヶ原樹海で潜入調査! 本当に死体見つけちゃったよ!
でしょうか・・・^^;
本当はビデオのパッケージにも
男性と思われる方の死体がでかでかと載っていたんですが
倫理的にちょっと問題があるかと思い、モザイク処理させていただきました^^;

それで・・・その死体発見シーンなんですが、最初はやらせかと思って見てましたが
どうも・・・本物のようです^^;
TVとかだと普通は死体にモザイクが入り見えないようになるのですが、
さすが地下ビデオ!
モザイクなんて入っていません!
お食事中に見たら○○率はかなり高いと思われます>_<
やはり作り物と現実のものとは・・・大違いですもんね。

とまぁ見所はこのシーンぐらいで
後はどうでもいいような事を適当にやってます。
実際、収録シーンはこの自殺死体探索・発見・処理のシーンが一番長い。

このビデオも絶滅状態らしく、極稀に古本屋や中古ビデオ屋のワゴンに300円ぐらいで
姿を見せますので、見かけたら今後のためにも買っておくと良いかも知れません^^;
「安売り王」はこの時期、
雨あられのようにオリジナル・ビデオを製作していたようですが
そのどれもが○○○だったという事実が、「安売り王」の未来を暗示していたのかも知れませんね。
まぁ、セル・ビデオ屋の基本を確立したと言う点では、多分評価されても良かったんでしょうけど・・・
なんせ・・・ほとんど・・・と言うか・・・まんま詐欺のフランチャイズでしたからね・・・

 

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